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2024年05月20日
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せき出し

2008年10月29日
ロウのせき出し加工中です。


もう随分寒くなりましたが、桜の着物です。



作業場も寒いですが、ロウ鍋の隣は暖かいです。


というより、


右半身だけ暖かいです。



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Comment
無題
お久しぶりです…
質問があります。
ロウのせき出しやロウのふせを、糊でする場合もあるようですが…どういう違いがあるのですか?
その辺のことが全くわかりません…

Re:無題
ご質問ありがとうございます。

ロウと糊との違いとのことですが、防染という意味では二つとも同じ力を発揮します。ただ染めた後の落とし方に違いがあって、糊は水で落とせますが、ロウは揮発でしか落とせません(シンナー等)

また、糊は筒や型を使用し反物に乗せていきますが、ロウのように筆で置くことはしません。筆描きのタッチがそのまま生かされるのがロウケツの利点だと思われます。

簡単ではありますが、このような回答でよろしかったでしょうか
(^^)
ではでは...
ロウか糊か、どちらを使うのかは
作品のデザインや出来上がりを考えて決めるのですか?
友禅染や紅型や型染め等、ほとんど糊の様ですが..
ロウを使うのは臈纈染だからですか???
Re:(^^)
ロウを使うのがロウケツ染めなんです。(すみません、漢字がでない

染色工房寺島では「ロウケツによる一点一点手作りの作品」というのを売りにしているので、草稿の段階から「ロウケツで染める」というのを意識して描いてます。

友禅や紅型は型を使ったものがほとんどなので糊なんです。ロウで型をふせることはしませんから。型は繰り返し使えるので、水で落とせる糊でないとすぐボロボロになっちゃいますよね。

ひとつの工房で糊とロウと両方やるというのはほぼありません。
いる道具が全然違いますし、それぞれ習得するのに大変時間がかかるからです。

なので、「ロウでやる」「糊でやる」というのを先に決めてしまってから、着物のデザインを考えてます。


こんなんでいいでしょうか?


さすがー染色工房のブログだぁ
ヤッホー待ってました、こういうやり取り!!
きもの文化検定にもでましたが、天平の三纈
について、勉強してみましょう!
Re:さすがー染色工房のブログだぁ
三纈…、私も学生時代勉強しましたが、近い将来こんな身近なことになるとは思っていませんでした
(^^)
はい...何となくわかった気がします
ひとつの工房で両方やる所はほとんどないということは
工房の設立者が何を習得したかで工房の作風が決まって
くるのですね
という事は、寺島先生は臈纈染を習得されて
寺島工房は臈纈染が主体の工房と考えてよろしですか?
Re:(^^)
そういうことになります。
染色工房寺島ではロウケツの着物がメインとなっております
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